■予防のポイントは「付けない」「増やさない」

対策としては、食べ物に細菌を「付けない」、食べ物に付着した菌を「増やさない」こと。
▼手をよく洗う
▼傷があるときの料理は控える
▼弁当には加熱したものを入れる
▼弁当は暑くならないところで保管する(保冷剤やクーラーボックスを使う)
などが有効です。
■自己判断で下痢止めは飲まず、水分・塩分補給を

食中毒を疑う場合、気をつけたいポイントが2つあります。
▼自己判断で市販の下痢止めなどを飲まない
▼下痢やおう吐をしたら水分や塩分を摂って脱水症状を防ぐ
小坂教授:
下痢は、身体が毒素を外に出そうとする自然な反応なので、それを下痢止めで止めるのは良くないだろうと思う。途上国などでも、経口補水液(塩分と水他、電解質が入ったもの)で多くの子どもたちを救ってるんですよね。
ですから脱水さえ防げれば、それほど大きなことにはならないと思います。
恵俊彰:
脱水にならないような状況を作って、毒があるものは出しちゃった方がいいのかも知れないですね。
高橋みなみ:
やっぱり自分がもし下痢やおう吐をしたら、まず止めなきゃと思ってしまうので、知識は必要だなと思いますね。
(「ひるおび」2022年8月10日放送より)