宮崎県高校総体もいよいよ大詰めとなってきました。
31日は、男女バスケットボールとテニスの決勝戦が行われ、それぞれ県代表が決まりました。

(高橋美苑リポーター)
「いよいよ始まるバスケットボール男女決勝戦。会場のボルテージは最高潮です」

バスケットボール 女子決勝リーグ 延岡学園vs小林

宮崎市の県体育館で行われた男女バスケットボールの決勝リーグ。
試合は4校総当たりで行われ、女子は互いに2勝した延岡学園と小林が事実上の決勝戦に臨みました。

第1Qは点の奪い合いとなり、小林が3連続で得点すると、負けじと延岡学園もゲームキャプテンの河野が4本連続でシュートを決め、取り返します。

ただ、続く第2Qでは、小林が序盤から積極的に攻撃を仕掛けます。
途中出場の3年生外山の3ポイントで逆転に成功。

その後も小林の勢いは止まらず、40対33で前半を折り返します。

そして、迎えた後半、小林は勢いそのまま、古田や工藤を中心に点差を広げていきます。

一方、延岡学園もカウンターを仕掛けるなど必死で食らいつき、第4Qでは河野や鈴木が連続シュート!

しかし、延岡学園の猛追もここまで。
大きくリードを広げた小林が90対66で連覇を達成。県代表の座をつかみました。

(小林高校 古田千夏選手)
「最高。23人で小林を表現することができたので本当によかった」

(小林高校 工藤吏紗キャプテン)
「うれしい。1クオーター目で点数が離れた時があったが『ここ我慢だよ』というのをずっと言い続けて、目を合わして『絶対自分たちなら大丈夫』と全員で言って、頑張ってきた。日本一に少しでも近づけるように、自分たちらしく戦っていきたいと思う」

バスケットボール 男子決勝リーグ 宮崎工業vs延岡学園

続いて男子、優勝が決まる4試合目、注目の対決は2勝の宮崎工業と1勝1敗の延岡学園です。

前半、試合の流れをつかんだのは延岡学園。積極的な攻撃で第1Qを21対5で終えます。

続く第2Q、延岡学園がスリーポイントを連発。44対18と点差を広げます。

これに対し、追いかける宮崎工業は、森のスリーポイントなどで得点を重ねます。

しかし、延岡学園はエース内田の連続得点などで振り切ります。

迎えた最終クオーター、宮崎工業は終始粘りのプレーを見せますが、試合終了。
宮崎工業の追い上げも及ばず、延岡学園が86対51で2年連続の優勝を決めました。

(延岡学園 大津山晃崇ゲームキャプテン)
「入りからチーム全員で熱く勝利に向かって頑張ったので、勝つことができました。日本一に向かって、高さのあるバスケットで早い展開でバスケットを進めていきたい」

テニス男子シングルス決勝 佐土原の同校対決に

一方、宮崎市の清武総合運動公園では、テニス男子シングルスの決勝も行われました。

対戦したのは、佐土原高校の主将で、今年3月の全国選抜大会で優勝した、浅田と、同じく佐土原高校で、去年の北海道インターハイで準優勝した宮里。

試合は、宮里が、連続で2ゲームを奪うも、3ゲーム目からは浅田がサービスエースを見せるなど調子上げゲームカウントは4対4に。

そして、9ゲーム目に浅田が逆転。
結局、試合はゲームカウント8対5で、浅田が同校対決を制し、優勝を勝ち取りました。

(男子シングルス優勝・佐土原高校 浅田紘輔選手)
「自分が劣勢で追う展開が続いてたんですけど、悪い部分を修正できてすごいいい展開に持っていけたかなっていうふうに思ってます。8月の大分で行われる全国高校総体で一番は団体戦で優勝、そして個人のシングルスダブルスともに優勝狙っていけるようにこれからもしっかり努力していきたいなと思います」

※MRTテレビ「Check!」5月31日(金)放送分から