山間部での作業が伴う盛岡市の建設会社が31日、クマが出没した際の対応を考える研修会を行い、遭遇した場合のクマスプレーの使い方などを学びました。
研修会に参加したのは四十四田ダムの工事に携わる樋下建設の社員など約20人です。樋下建設は4年前から四十四田ダムの維持工事を請け負っていて山間部での草刈りなどクマの生息域での作業も少なくありません。
講師を務めた農水省の農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーの谷崎修さんはツキノワグマは体が小さく、体長1メートルくらいでも成獣で鋭い爪を持ち危険であることなどを伝えました。
(記者)
「クマスプレーがどれくらいの距離効果があるのか、練習用のものを使って試してみます」
クマスプレーはホルダーのカバーを開けスプレーを取り出してセイフティロックを外してレバーを押すと噴射されますが…。
(参加者)
「やっぱり焦ります。本当ならとっくの昔に襲われているという感覚はあったのですが、やってみると難しいものがあります」
(谷崎修さん)
「やっぱりびっくりすると思うんですけど 前もって情報が入っていれば対応できる可能性は高いと思います」
また、31日は山間部に入る前に鳴らすと効果的という追い払い用花火も体験しました。樋下建設では追い払い花火を新たに購入し今後、山間部に入る際に鳴らすということです。
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