県動物愛護協会は2月、クリニックの開設に向け800万円の費用を集めることを目的にクラウドファンディングで寄付を募ったところ、目標を大きく上回る2200万円余りが集まりました。

『にゃんがたセンタークリニック』は専門病院として多くの猫の手術を行うことができます。
飼い主の生活状況によりますが手術費は一匹あたり、メスが8000円、オスが4000円で一般的な動物病院の半額以下となっています。

手術は新潟市動物愛護センター内で行い、こちらのコンテナハウスには手術前後のネコが入院します。冷暖房が完備されていて20匹ほどを受け入れられるということです。

県動物愛護協会 永松亮一 副会長
「全身麻酔を数十分にかけて体力が低下する動物たち、その子たちの体力回復をしなければなりませんので、この入院施設は大事な施設」

医師は、新潟市内の動物病院の開業医が当番制で務めます。行政の施設に不妊去勢手術専門の病院ができるのは全国で初めてだということです。

県動物愛護協会 永松亮一 副会長
「動物が幸せになって、さらに人間社会も幸せになるような素晴らしい社会を目指して力を合わせて頑張っていこうと思っています」

『にゃんがたセンタークリニック』は9月にプレオープンし、10月の本格稼働を目指しています。