暴力行為問題を乗り越えて挑戦する「新たなねぶた制作」

大型ねぶたでも、ほぼ試したことがない新しい墨の線に挑戦しました。

立田龍宝さん(39)「これは単調。ずっと同じ太さできている。(挑戦したのは)太くなって細くなって、また太くなる線。それが難しい。11年やってきて、まだ終わりではないので、もっと探っていきたい」

立田さんが目指すのは、品格がありながら迫力溢れる倭建命。ねぶたを作れることへの感謝、そして喜びをかみしめて作品に命を吹き込みます。

立田龍宝さん(39)
「感謝もそうだし、心の復興。その一部になってもらえたら。迷いなく描けたと思っているので仕上げて、この勢いを大型ねぶたに持っていけたら」

立田さんは、運行団体で起きた暴力行為を乗り越えて前を向き、ねぶた師としてのさらなる高みを目指し筆を走らせます。

立田さんのねぶたは、来週の土曜日6月8日に絆まつりの会場に展示され、9日のパレードに出陣します。