なぜ「分別ルール」を変更?

市民の皆さんにも分別してもらいました。
(50代女性)
「どうしよう、いきなり間違えていたらどうしよう」
こちらの女性は、4月から資源ゴミとなったプラスチックのハンガーを間違った箱へ。
そして、金属のついた洗濯ばさみは資源化できないのにプラスチックごみの箱に。
(50代女性)
「難しい。ボールペンはプラごみに入れていた、分かりにくい」
ルールの変更を知っていて、洗濯ばさみ以外は正しく分別した女性は。
(10代女性)
「ちょっと面倒くさい」

そもそも、なぜ分別ルールが変更されたのでしょうか。
(名古屋市環境局 沖亜梨沙 主事)
「プラスチック製品が可燃ごみから抜けると、焼却量が減りCO2の削減にもつながる」
名古屋市は可燃ごみとして処理していたプラスチック製品約4000トンをリサイクルできると試算していて、二酸化炭素の排出を約6%減らせると見込んでいます。

一方、プラスチックが全て「資源ゴミ」となったため、間違った分別も増えているといいます。
(神鋼環境メンテナンス 田中良征 部長)
「プラスチック資源ごみを最終チェックして、不適物がないかを確認している」
名古屋市港区にあるプラスチックごみの収集施設。
(神鋼環境メンテナンス 田中良征 部長)
「リチウムイオン電池が含まれるもの、昨年に比べて3倍以上増えている」

外見はプラスチック製品のモバイルバッテリーやハンディファン。
これらは中にリチウムイオン電池が入っているため、収集した後の圧縮の工程で発火する恐れがあるのです。
名古屋市は、ゴミの種類をしっかり確認するよう呼びかけています。