トランプ前大統領の「不倫口止め事件」の裁判で、トランプ氏が有罪か無罪かを陪審員が話し合う「評議」が始まりました。早ければ週内にも評決が出る見通しです。

記者
「トランプ氏が無罪になるのか有罪になるのか、陪審員による評議に向けた手続きが行われています」

この裁判は、トランプ氏が2016年の大統領選挙の直前に、不倫の口止め料をめぐり業務記録を改ざんした罪に問われているものです。

29日からは12人の陪審員による「評議」が始まり、トランプ氏が問われている34件の罪について、それぞれ有罪か無罪かが話し合われています。

この日、裁判所前に集まった人は…

トランプ氏を支持する人
「有罪になったとしてもトランプ氏を支持します」

トランプ氏を支持しない人
「陪審員が与えられた任務を果たし、有罪判決を下すことを願っています」

陪審員全員の意見が一致することで評議の結論が出ることになります。

29日は結論が出ず、評議は30日も継続して行われ、早ければ週内にもアメリカの大統領経験者の刑事責任を判断する初めての評決が出る見通しです。