大規模災害で停電が発生したとの想定で、きょう、送電事業者が電柱の復旧作業などの訓練を行いました。藤井アナウンサーの取材です。
この訓練は、多発する自然災害に備えようと東北電力ネットワークが、毎年行っているものです。

藤井響樹アナウンサー「こちらの現場では災害を想定した復旧訓練が行われている。作業員同士が声を掛け合いながら緊張が感じられる現場。今まさに古い柱から新しい柱への電柱の建て替え作業が行われている」

きょうの訓練には山形、新潟、福島の3県から47人が参加し、大雨による河川の氾濫で大規模停電が発生したとの想定で、電線の張り替えなどの作業を確認しました。

おととし8月の豪雨では、置賜を中心とした3市6町のおよそ3600戸で停電が起きています。

より早く・安全に作業にあたるため、新たな取り組みも。
藤井響樹アナウンサー「5月から復旧現場に導入された電動キックボード。現場で移動やパトロールの手段としてだけではなく車が停められないような場所でも活躍してくれそう」

東北電力ネットワーク 小野寺博 課長「(能登半島地震の)現場は道路が寸断するなど、非常に復旧困難な場所だったが、チーム一丸となって復旧にあたった」

今年1月に発生した能登半島地震では山形から現地入りして復旧活動にあたる中で、県を越えた連携の重要性を再認識したということです。

東北電力ネットワーク 小野寺博 課長「災害復旧への備えはこれでもう十分ということはない。いざ災害が発生した時に平常心で自信を持って取り組めるように今後も取り組みを行っていきたい」


東北電力ネットワークでは今後も訓練を重ね、有事に備えたいとしています。














