一部地域で4月から始まった「日本版ライドシェア」。推進派からは「全面解禁」に向け、年内にも結論を出すよう求める声が上がる一方で、政府内でも意見の対立が起こっています。
一般の人が自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」。国内では先月から、一部地域やタクシー事業者などに限り解禁されています。
きょう、自民党の小泉進次郎元環境大臣ら「ライドシェア」推進派の議員は、規制改革を所管する河野大臣と面会。
手渡された提言では、▼地域や時間帯を限定しないことや、海外のUber社などを念頭に▼タクシー事業者以外の企業がライドシェアに参入することを認めるなど、制度の「全面解禁」に向け、年内にも結論を出すとともに法整備を検討するよう訴えました。
「ライドシェア」超党派勉強会 小泉進次郎 会長
「(日本のライドシェアは)移動の足に困難を抱えている人にとっては、残念ながら改善策には繋がっていないのが現実です。(タクシー事業者)以外のプレイヤーが参入できるということをやっていくのが必要ではないか」
「推進派」の議員が法整備の検討を訴える一方で、“当事者”であるタクシー業界からはこんな声が…
全国ハイヤー・タクシー連合会 川鍋一朗 会長
「最初から新法ありき、タクシーになんて任せておけないと言うがごとく、新法を同時に進めようって、これおかしくないですか。こっちは一生懸命やっているのに!」
「規制緩和によって事故が増加する」として、怒りをあらわにしています。
ライドシェアをめぐっては、斉藤国交大臣も「現場を混乱させる」として、「新たな法制度は必要ない」としていて、法整備に前向きとされる河野大臣との間で溝も生じています。
注目の記事
【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見「最初にホテルへ誘ったのはどちらから?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)【前編】

【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見「どちらからホテルに誘うことが多かった?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)【後編】

「道が分からんのよ…」午前3時、車道の真ん中に93歳の男性 携帯には大量の不在着信 25歳の女性がとっさに取った行動は 広島


「水着をずらして性器を...許せない」スイミングスクールで娘が盗撮被害 インストラクターの男は「バレるリスクも低く都合よかった」なぜ防げなかった? 「二度と被害者を出させない」両親はスクール側に"第三者による検証"求め民事調停を申し立て

物価高対策は実現する?「地方交付金」「年収の壁」「5年で100万円増」…自民党総裁選 5人の政策を比較【Nスタ解説】

「腹が立つ。行く気持ち失せた」"奪われた"万博チケット...誰かが不正ログイン→勝手に譲渡されていた!博覧会協会は『返金・再交付できない』警察への被害届は『受理されない』
