糸満ハーレーは糸満市の無形民俗文化財 「アヒル取り競争」も伝統行事



伝統行事のなかで実施されるアヒル取り競争を巡っては、動物愛護団体が動物愛護法違反にあたるとして、行事を主催する実行委員らを刑事告発しましたが、那覇地検は4月に不起訴処分としていました。


批判の声が寄せられたことを受けて、地域の区長などでつくる糸満ハーレー実行委員会は28日夜、会合を開いて今年の対応について協議し、アヒル取り競争を実施することを全会一致で決定しました。

実施にあたっては、今年から新たに糸満警察署と動物愛護管理センターに対し事前に文書で通知するほか、まつり終了後には動物虐待にあたる行為がなかったかについて報告することにしています。

▽街の声
1人目「糸満市の行事のひとつですからね、これなくすというのは、到底(難しい)」
2人目「私は良いと思います、やって。教育のため。アヒル食べる地域もあるし」3人目「やると決まったら虐待しないような取り方で、できればいいと思う」

一方、動物愛護団体NPO法人アニマルライツセンターは、「実施の決定は残念。どんなに配慮した形で実施しても、動物に苦痛を与えるイベントの本質に変わりはない。再考してほしい」とコメントしています。

今年の糸満ハーレーは6月9日に開催されます。