―ところで女性所長としては全国で三淵さんが初めてだということなんですけれども、抱負なりををお聞かせ願いたいんですが…

いや、あちらこちらで抱負って聞かれて、私も少しあんまりそういうことを喋る元気がなくなってきてるところなんですけど、何て言いますか、家庭裁判所っていうのはどうしても民衆に親しまれる裁判所じゃなきゃいけないと。今まで考えている裁判所のイメージとは全然違うものなはずなんですね。
新潟に来て伺ってみて、まだそういう意味ではもっともっと社会の中に溶け込んでいって、社会の一般の方から本当に自分たちの日常の生活に関係のある事柄について相談に乗ってもらえるところだというふうな裁判所に、これからしていきたいというふうに思うわけです。