「旧優生保護法」で残った“深い傷”
1948年から1996年まで施行されていた「旧優生保護法」。障害のある子どもを「不良な子孫」と規定し、「社会全体のため出生を防止すること」を目的としていた、今では誤った考え方の法律です。

この法律は、障害のある人などに対し、本人の同意なしに不妊手術を行うことを認めていました。
飯塚淳子さん(仮名):
「傷は今もあります(Q 深い傷か?)結構大きく。いくらか縮んではいるんでしょうけど」

写真が撮影された当時、飯塚さんは石巻市の親元を離れ、仙台市内にあった知的障害者施設「小松島学園」で生活していました。