仙台市内にある県の伝統的工芸品「堤人形(つつみにんぎょう)」の工房では、2026年の干支「午(うま)」をかたどった人形作りが最盛期を迎えています。

仙台市青葉区堤町の工房では、13代目・芳賀強さん85歳が「堤人形」づくりを行っています。

「堤人形」は、江戸時代から300年以上の歴史があり、今は、来年の干支「午」をかたどった人形づくりが進められています。

仕上げの色をつける作業は、5回以上重ね塗りすることでなめらかな質感と鮮やかな発色につながります。

芳賀つつみ人形製造所 芳賀強さん:
「来年は馬のように力強く頑張れる年になってほしいという想いでつくっています」

「午」の堤人形は、5つのサイズと銀色に塗られた「御新馬(ごしんめ)」の合わせて6種類がつくられます。

合わせて400個を製作する予定で、作業は2026年2月まで続くということです。