レントゲン撮影の機器も故障… 去年 大雨被害を受けた病院は
去年6月、各地で記録的な大雨に見舞われた東三河地方。豊川市では床上・床下あわせて549棟の家屋が浸水。
(総合青山病院 小森義之院長 5月27日)
「浸水被害は想定外のことで、突然一夜にしてそういうことが起こってしまって、対応に遅れたり、いろんな機材が被害を受けた」


豊川市小坂井町にある総合青山病院は診察室などが浸水。レントゲン撮影の機器も故障し、一時休診を余儀なくされました。
(総合青山病院 小森義之院長)
「高額な放射線機器を廃止しなくてはいけなくなったり、新しいものを早く買わなくてはいけなくなったり、建物の修復にお金がかかる。水害の予防に関しては全く回らない」


水害対策に回す費用が足りず、去年12月にはクラウドファンディングを実施。約2か月で2200万円以上の支援が寄せられました。そのお金で導入したのが…
(総合青山病院 野澤義則さん)
「こちらに止水板を置いている」
止水版は雨の状況を見て、病院や宿舎の入り口など43か所に設置します。


(総合青山病院 野澤義則さん)
「これで水の侵入が防げます」
災害時も医療を止めないために、止水板の設置訓練も行っています。


今回の大雨予報に院長は…
(総合青山病院 小森義之院長)
「雨量や天気予報を気にすることと止水板を一部つけることになるかもしれないので、準備をしておいてくれと。必要だったらすぐ呼び出すから待機していてくれという話はした」
