「動物が好き」はく製作りも

狩猟部の部室に面白いものを見つけました。アライグマやカルガモ、ホシハジロの剥製です。作っているのは副部長の河合拓海さん。この日はシカの剥製を作る作業をしていました。

山口東京理科大学 工学部3年狩猟部副部長 河合拓海さん
「今はこの元々耳に入っていた軟骨を取った状態なんで軟骨に変わる芯を入れて形を作っている感じで…」

もともと大の動物好きだったという河合さん。それが高じて剥製づくりを学ぶまでになりました。毛皮の材料として輸入されて野生化したヌートリアの毛皮や皮製品も作っています。

河合さん
「自分としては動物が好きなのでその動物たちを形に残せるものを作れるというのがいいところだなと思ってます。せっかくもらった命なのでいろんな活用法があって、その中のひとつとして剥製があることを伝えていければいいなと思っています」

大学の強み生かし研究・商品開発へ

山口東京理科大学にある狩猟部ならではの活動も展開しようとしています。工学・薬学の知識を生かした研究や商品開発です。

山口東京理科大学 工学部2年狩猟部部長 義岡士門さん
「わなの巡回が大変で毎日、車で回ったりとか原付で回ったりとか…せっかくだからカメラとかセンサーとかそういうのを作って、巡回しなくても携帯ですぐにチェックできるみたいなそういうのを作れたら一番いいなと思ってますね」

4月、14人の新入部員が入りました。被害を減らすための活動はさらに広がりそうです。