エンジンが故障し航行不能となった漁船を港までえい航し、救助した岩手県大船渡市の漁業者にきょう、釜石海上保安部から、表彰状が贈られました。

釜石海上保安部の佐々木篤部長から表彰状を贈られたのは大船渡市漁協・末崎支所の漁業者6人です。6人は先月4日、午後7時頃ワカメの養殖棚に、昼に向かった仲間の船が戻らないため海上保安部に通報。3隻の漁船で捜索し、碁石崎灯台沖の養殖棚で船を発見し、港にえい航しました。船は、エンジンが故障したとみられ、けが人などはありませんでした。救助にあたった吉田力男さんは「故障した船が、携帯電話を持たずに海に出たのが通報が遅れた原因。これからも仲間同士事故防止に努めたい」と話していました。