学ぶことを経済的な理由であきらめたくない…。そんな子どもたちをサポートするのが奨学金です。日本学生支援機構の調査によりますと、昼間、大学に通う学生の55%が受け取っているそうなんです。ニーズが高まる奨学金の現状を取材しました。
あしなが奨学金って?

奨学金の1つが、親が亡くなるなどした高校生や学生を対象とした「あしなが奨学金」。あしなが育英会によりますと、愛媛県内でも現在120人が受給しているということです(2024年3月現在) 。奨学金の8割は、募金など個人からの寄付でまかなわれているといいます。

あしなが奨学生の1人、松山大学3年の石脇茉青(まお)さんです。松山生まれの石脇さんは、建築業を営む両親と3歳下の妹と何不自由ない暮らしを送っていましたが、小学3年生のとき、一変しました。