原爆で1,400人余りの児童や教職員が犠牲となった長崎市の城山小学校では、9日朝、平和祈念式が開かれました。

爆心地からおよそ500メートルに位置する城山小学校です。
平和祈念式は原爆投下の6年後から毎月9日に行なわれていて、きょうで853回を数えます。

武末 弘之 校長:
「原爆の悲惨さを継承し、平和の尊さを発信していくのは、城山小で学ぶ私たち一人ひとりの使命だと思います」

式は一部リモートで行われ、児童たちが原爆の惨状を二度と繰り返さないために自分たちにできることを発表しました。

原口 紗帆さん(6年)「大切な人がたくさんいなくなったりするのは嫌だ。戦争は絶対にあってはならないものだし、平和は尊いものだと改めてよくわかりました」
佐々 快里さん(5年)「平和のことをもっと知って世界に発信したい」

♪(児童合唱)子らのみたまよ~

児童たちは城山で犠牲になった人々に祈りを捧げるとともに、この場所から平和の大切さを訴え続けていくことを誓いました。