きのう始まった、台湾を包囲するように行われている中国軍の軍事演習はきょうも続いています。台湾に近い福建省から中継です。
私はいま中国南部の福建省、平潭島に来ています。この場所は、中国大陸で最も台湾島に近い場所として知られ、この海の向こうに、台湾があります。
中国軍はきのうに続き、きょうも台湾を取り囲む形で軍事演習を行っていて、台湾国防部によりますと、日本時間のけさ7時までの24時間で、およそ50機の中国の軍用機が台湾海峡周辺で活動しているのが確認されました。
今回は台湾周辺だけでなく、中国に近い金門島や馬祖島も演習地域に含まれ、おととし、当時のペロシ、アメリカ下院議長が台湾を訪れた際よりも広い範囲となっています。
平潭島を訪れている人
「中国の強さをアピールできている。台湾独立勢力は潰してしまえ」
ただ、私が2年前に取材した時は、いま中継している場所でミサイルの発射を目撃しましたが今回は、前回と違い、ミサイル発射訓練のための航行禁止区域の設定はされていないほか、今回は中国軍の宣伝映像の公開の仕方も含め、全体的に抑制的な印象です。
あくまで今回の軍事演習の目的は頼清徳政権への圧力であり、アメリカなどの国際社会を過度に刺激しないようバランスに苦慮している様子もうかがえます。
注目の記事
アライグマとみられる動物に住宅街で女性が噛まれる 足が腫れスニーカーにも大きな穴 対処は?【岡山】

「電線に肉片が…」12歳の姉を奪った空襲 40人亡くなったのに"被害は軽微"と報じた新聞の責任

若者に広がる住宅ローン50年 建築コスト増で総返済額より毎月の支払いを重視…金融機関・購入検討者・ハウスメーカー・FP それぞれのリアル 35年返済は終焉に向かうのか

【独自】「私が母でなければ…」山上被告の母が語る後悔 “献金”の実態は? 旧統一教会めぐる2つの裁判の行方【報道特集】

「息子のあんたが責任を持って殺しなさい」8年間の孤独な介護の末、91歳の母親の命を絶った男性の苦しみ “介護殺人”を防ぐには【news23】

クマ外傷の9割は“顔面”を損傷「鼻を拾って外科手術で…」100例以上診た医師が語るクマ襲撃のリアル「精神的なダメージも深く」後遺症でかすむ日常









