一周まわって新しい?目指すは世界!

目黒さんのつくる経木の厚さは0.18ミリ。製造を始めた当初は、厚すぎたり薄すぎたりと、安定したものを作ることができず、軌道に乗るまでおよそ2年かかったといいます。

目黒社長「自然のものなのでどうしても個体差があるし、なかなかどれも同じように作るわけにはいかない」

古きよきものに注目し、環境問題に取り組む目黒さん。工場では月に2万枚の経木を作っていますが、県内外の企業から注文が入り、いまでは製造が追いつかないほどだといいます。時代を超え、再び注目される経木。目黒さんは世界を見据えています。

目黒社長「(海外での)日本食ブームに乗って、この経木も海外に発信できたらいいんじゃないかと。訪日外国人の方も多くいるので、彼らの目に留まるような飲食店での経木の使われ方も訴求していきたいと思っています」

セイワ電子の経木は、インターネットや奥会津の道の駅などで購入することができます。