木を薄く削って作る「経木(きょうぎ)」が、プラスチックごみの削減にもつながるとして、今注目を集めています。この経木作りで、県内外から注文が相次いでいる会社が、福島県只見町にありました。
今が旬の会津産アスパラガスの天ぷらに、焼いたニシンの山椒漬け。南会津町でおよそ40年にわたり愛される「弁当のかど家」のおふくろ弁当です。駅弁として人気の弁当に店長が仕上げに乗せたのは…薄い木?

弁当のかど家・五十嵐民枝店長「これは、経木といいます。(以前は)抗菌シートを使っていたんですけど、やっぱり自然のものがいいなと前から思っていたので。只見町で経木を作っているというのを聞いて、使い始めました」
木を薄く削って作る「経木」。自然由来の抗菌効果や水分を調整する機能があり、昭和30年代にプラスチック製品が流通するまで、食品の包装に使われていました。昭和から平成、そして令和となった今、再び注目が集まり始めています。
