定額減税される所得税と住民税ってそもそも何?
次に改めて所得税・住民税について振り返ります。
所得税は給料や商売で稼いだお金にかかる税金。累進課税により最大45%となっていて、多く稼いでいる人ほど多くの税を納めることになります。国に対して納める税金で、国全体の社会保障費や防衛費などに使われます。
住民税も所得に応じて決まる税金です。ある程度所得が多い人が多く払っていて、年収400万円の会社員・単身の場合で14万円ほど。年収400万円の場合の所得税は6~7万円で、住民税の方が多くなる計算です。住民税は地方税で、道路・学校・上下水道などに地方自治体が使うことになります。
今回の定額減税は、所得税から3万円・住民税から1万円となっていますが、地方自治体の方がより財政が厳しいため、そうした形になっていると言われています。