県職員の採用試験では昨年度、合格者の4割近くが辞退しました。鹿児島県が21日に開いた会議では「人材確保推進チーム」を立ち上げることが報告されました。
これは、副知事や各部の部長らでつくる「行財政改革推進プロジェクトチーム」の今年度初めての会議で報告されたものです。
県によりますと、昨年度の職員採用試験では合格者の36.8パーセントが辞退したということで、21日の会議では、今年度「人材確保推進チーム」を設置することが報告されました。
また、県の借金=県債は、ここ数年およそ1兆1000億円で推移しています。チームが昨年度、既存の事業の見直しやペーパーレス化などを進めた結果、およそ8億円のコストカットにつながったことも報告されました。
(県財政課 陸川諭課長)「人口減少や高齢化の一層の進行で持続的に行政サービスが提供していけるような行財政構造を構築することにつなげたい」
2回目の会合はことしの秋に開かれる予定です。