長野県の伝統食「凍り豆腐」に、筋肉の萎縮を予防する効果が期待できることが、動物を使った実験で明らかになりました。
これは県内外の凍り豆腐のメーカーで作る組合が21日、長野市で会見を開いて明らかにしたもので、凍り豆腐のタンパク質が筋肉の維持に役立つ可能性があるということです。
研究をすすめた徳島大学の二川健(にかわ・たけし)教授によりますと、マウスの坐骨神経を切除すると通常は筋肉の萎縮が起こりますが、凍り豆腐のタンパク質を与えたところ、筋肉の分解に関与する遺伝子=Atrogene(アトロジン)の増加が抑えられました。
別の、動物性タンパク質を与えたマウスと比べると、10日後の筋萎縮を3分の1ほどに抑える効果が見られたということです。
実験の結果から、凍り豆腐にも、寝たきりによる筋萎縮や骨粗しょう症を防ぐなど、有益な機能性食品となる可能性があるとしています。
徳島大学 二川健教授:
「大豆たんぱく質=SPIとほぼ同じ程度でしたので、濃縮と乾燥を繰り返しても有効成分は減らなかったという結論にたどり着きました」
二川教授は、無重力のため筋肉が衰えやすい宇宙でも、食材として応用できるのではないかと今後に期待を寄せています。
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