去年から始めた「まいひめおじさん」というSNSが大バズリして売り上げを伸ばした農家が熊本にいます。取材してきました。

まいひめおじさんって誰?

熊本県宇土市のビニールハウスでトマトづくりに勤しむ男性。小森ファームの小森公明(こもり きみあき)さん(69)です。

熟練のトマト農家さん!という風貌ですが…

公明さん「食べた人を笑顔にしたい、美味しいものを届けることが自分の役目だと思っています」

毎日真面目に仕事に打ち込む公明さんには、実はもう一つの顔が。

公明さん「(じゃあいきまーす、3、2)僕は熊本にいる”まいひめおじさん”です」

公明さんのもう一つの顔、それはSNSで動画を配信する”農業系インフルエンサー”。

公明さん「なんとかして商品をPRしたいと思って始めた。私から出ようと思ったわけではありません。周りから自分のキャラクターがSNSに向いているといわれて…」

息子・大将(だいすけ)さん「去年の8月までガラケーですから。ガラケーからスマホに変えてSNSという言葉も知らなかった。最初『TikTok(ティックトック)』も『てぃっぷとっく』って言ってて、ちゃんと言えなかった」

公明さん「こんなにもトマトジュースが美味しいって言ってもらえるの、なして(=なぜ)?僕が作ったトマトジュースは糖度が11度以上なの、なして?」※YouTube「まいひめおじさん」より

SNSで流行った「なあぜなあぜ」のオマージュ!

動画の内容は農産物のPRから農業が抱える課題まで多岐にわたります。

公明さんの農業への真剣な思いが実ったのか、動画の人気はうなぎのぼりに。一番再生数が多い動画はなんと729万回再生!※5月10日時点

活動名にもなっている”まいひめ”は公明さんが作った看板商品である「トマト」の名前からとりました。

バズった動画の影響を聞いてみると…?

公明さん「去年の10倍近く売り上げが伸びました」

新しい農業の形に手ごたえを感じている公明さん。

ーー今後の目標は…?
公明さん「さしあたりyoutubeの10万人の盾がほしい」

夢は大きく!前向きな“まいひめおじさん”

登録者が10万人を達成するともらえる、YouTuber憧れの「銀の盾」を目指すという公明さん。これからの活躍にも期待です。

なお『小森ファーム』で扱っているトマトや製品は、熊本県宇土市石橋町にある直売所や公式サイトから購入できます。

ぜひ、まいひめおじさんのトマト、味わってみてはいかが?