シェイクスピアの傑作喜劇「夏の夜の夢」の製作発表記者会見が行われ、主演の中村芝翫さん、南果歩さん、髙地優吾さん(SixTONES)、生駒里奈さん、宇梶剛士さんらが出席しました。
この作品の演出は蜷川幸雄さんの助手を長年勤めた井上尊晶さん、作品を鮮やかに彩る音楽は松任谷正隆さんが担当。原作の役名や台詞はそのままに、世界観を日本に移した新演出で上演されます。


舞台「夏の夜の夢」製作発表記者会見



主演の歌舞伎俳優・中村芝翫さんは、オーベロンとテーセウスの二役を勤め、南 果歩さんも、妻のティターニアとヒポリュテのニ役。職人のニック・ボトム役に宇梶剛士さん。青年ライサンダー役に髙地優吾さん(SixTONES)、ライサンダーの恋人ハーミア役に生駒里奈さんなど、個性豊かな実力派キャストが集結しました。

会見で主演を務める中村芝翫さんは、“台本を見るとチンプンカンプンで全くわけがわからなくて、僕みたいにあんまり頭の良くない人間は理解できるかなと思いつつ、何回も(演出の)井上尊晶さんに連絡をして、本読みを早くやりたいとお願いしたところ、「今、コロナだからもうちょっと我慢しろ」と言われ、なかなか思うように作品が掴めず、それに今回は初めて共演する方がすごく多いですから、果歩さんは以前、うちの長男の橋之助とご一緒させていただいて、橋之助に『果歩さんは優しくていい人だから、頼って大丈夫だよ』って言われたので、僕も色々頼りながら教わろうと思っております。”と話しました。



中村芝翫さん



芝翫さんと初共演となる南さんは、“橋之助さんとは2018年「オイディプスREXXX(レックス)」という作品でご一緒して、今回はお父様の芝翫さんと、ご一緒できるという本当に「成駒屋」さんとはもう切っても切れない縁があるじゃないかと思っております。
芝翫さんは、「まだわからない」とおっしゃりながらも、稽古中は、自分の出番じゃなくても、舞台上にいらっしゃったり、いろいろとアイディアを出してくださって、ちょっと普通の俳優とは違う。存在感があってですね。すごく習うところがたくさんあります。でも、すごく働き者というか、せっかちなところがありますし、『もうちょっと稽古時間早めてほしい』とか、言ってらっしゃるんですけど、今のままでお願いします。”と明かし会場を沸かせました。


舞台「夏の夜の夢」製作発表記者会見



緊張気味に挨拶した髙地さんは、“僕はジャニーズの舞台にしか立った事がなくて、外部の舞台に初めて出演させていただきます。それがまさかのシェイクスピア作品って言うので、お話をいただいたのが一年前ぐらいなんですけど、本当にもう一年前から緊張していました。皆さん、日生劇場が初めてということなんですけど、僕は、日生劇場にめちゃめちゃ立たせてもらってまして。楽屋とか、迷子になったら僕に聞いていただければ、全部案内できるぐらいなのでぜひ聞いてください。”とアピールしました。

シェイクスピアの傑作喜劇「夏の夜の夢」は2022年9月6日(火)~28日(水)、日生劇場にて上演されます。

【担当:芸能情報ステーション】