地震による液状化の被害が大きかった新潟市江南区で被災状況や今後の復旧方針についての住民説明会が開かれました。

新潟市による説明会は液状化の被害が大きかった西区ですでに2回開かれていて、今回の江南区の会場ではおよそ90人が参加しました。

説明会は1時間ほど行われ新潟市は将来の地震に備えて検討している液状化を発生しにくくする事業について想定される工事の方法を説明。被害状況の分析や調査を経て工事に着手するまでに2、3年ほどかかることなどが示されました。

【自宅が半壊の被害を受けた人は】
「私も歳だからなんとかいい方法を考えてるんですけど、(地盤は)見えないでしょ目にね、それが怖いですよね」

高齢化が進む中、住民からはこの先、地域を維持できるのか不安視する声も。

【天野中前川原自治会 増田進 会長】
「『とてもこんなところ住んでられない』と引っ越しあるいは建物を壊すことを考えているお宅もあるようです。“限界集落”というと表現悪いかもしれないけどそんな状況になりつつある」

新潟市内ではこれまでに1万7000件を超えるり災証明の申請があり、このうちおよそ1万5000件が交付されています。