飛ぶ姿が見えず網戸もすり抜け、対策の施しようがなかったヌカカですが、研究の結果、駆除の秘訣は土壌に生息する幼虫だと分かりました。

「石灰」を地面に散布すると土がアルカリ性になり、幼虫が生息しにくくなることが分かったことから、去年から米子市はドローンでの石灰散布を始めました。

自治会長 信田慶二さん
「うちの9区の1では去年まで手で撒いてたんですけれども、半日かかっていましたので、やっぱりドローンは効率がすごくいいと思います」

ドローンでの石灰散布により、どれほどの効果が出ているのでしょうか?実証実験の頃から、石灰を撒き続けている場所を訪ね、話を聞きました。

自治会長 西尾陸夫さん
「(石灰散布から)4年目になったら土中に幼虫がいなくなりました。だからもうここは実験地としては役に立たない。いないからということで今年からは一つ向こう側に検証地を移して、幼虫の数とか、飛んでる成虫の数とかを調査されるみたいですね」