「NISA貧乏」でお金を消費に回せない? 真山さん「NISAはやめた方が良い」

藤森キャスター:
今、ネットでは「NISA貧乏」という言葉があり、個人消費が盛り上がらない一つの要因なのではないかといわれています。SNSには「積立NISAとか、確実に引かれるものを計算したら、手取りが残り3万円くらいしか無かった」、「月10万円のNISA積立はきついな。5万円に戻そう」という声もあります。

NISAで積み立てることで、使えるお金が減ってしまい消費を圧迫しているということです。

小川キャスター:
政府は「貯蓄から投資へ」とうたっていますが、逆に経済へのブレーキになってしまっているという見方もできるわけです。

真山さん:
物議を醸すかもしれませんが、NISAはやめた方が良いと思います。元々、日本人はリスクをよく分かっておらず、投資の意味も分からないのに、何となくみんなが「投資をしましょう」という状況です。

若い人は貯金をしても金利が上がらないために、お金を動かした方が良いと思い、投資していると思いますが、若い人はお金を使うことを覚えた方が良いと思います。お金を使うと失敗しますが、失敗して初めてお金の価値が分かると思います。

(NISAは)「絶対にお金は減らない」とうたっていますが、投資に「減らない」はありえません。金融庁がその旗を振っているというのは言語道断だと思っています。ぜひ、お金を使いましょう。お金を使って良いものを買うようになると、色々なものが動いていきます。

「貯蓄より投資」とうたっていますが、NISAは結局もっと貯蓄していることになると思います。