大分県別府市で行われる将棋の名人戦第4局まであと2日。前夜祭で藤井名人に花束を渡す小学生棋士が憧れの対面を待ちわびています。

大分市に住む小学6年生・前島舜佑さん。学習机には専門店で買った駒と盤にたくさんの本が。毎日、将棋に没頭している少年棋士です。

(前島舜佑さん)「考える楽しさや勝ったときの爽快感が、僕は楽しいです」

藤井聡太八冠が初防衛をかける「名人戦」、18日から別府市で始まる第4局を前に17日前夜祭が行われます。この中で、藤井八冠に歓迎の花束を渡す役割を決める5月12日のジュニア大会で前島さんは最上位クラスで見事優勝し、大役を射止めました。

(舜佑さん)「藤井聡太さんってテレビの中の存在みたいな感じの人だけど、喜んでいいのか、もっと真面目にしなきゃいけないのか、よくわからない複雑な感じ」

憧れの名人に直接会えるまたとない機会、前島さんが聞いてみたいことは?

(舜佑さん)「藤井聡太さんって運動神経が高いって聞いたことあるんですけど、陸上とかなにかやってたのかな、運動って練習したんですかと聞きたい」

前島さんは4年生の頃、友人の家で遊んだのをきっかけに将棋に夢中に。その冬から大会に出るとみるみる上達、いまプロ棋士を目指し猛特訓しています。

(父・圭佑さん)「プロに直接会うことによって頑張る起爆剤にしてほしい」

(舜佑さん)「僕の将来の夢は将棋のプロ棋士になってタイトルをすべてとることです」

(妹・優里さん)「がんばってね」

17日、ついに藤井聡太名人に会う前島さん。名人戦別府対局はプロを目指す子どもたちにとっても忘れられない出来事になりそうです。