■バレーボール女子日本代表 練習(日本時間14日、トルコ・アンタルヤ)

眞鍋ジャパンがネーションズリーグ開幕前、最後の調整を行い、日本時間16日午前2時から行われるトルコとの初戦に備えた。

試合を翌日に控えた選手たちは、トレーナーの指示のもと負荷をかける目的でウエイトトレーニングから開始。ハーフスクワットではミドルブロッカーの荒木彩花(22)が100キロの重さを挙げる姿に、周りの選手が「凄すぎる···」と驚く場面も。 リベロの小島満菜美(29)は「レシーブの構えには体幹が必要。腹筋だけじゃなく背筋も大事になってくる」と自主的に背筋系のメニューをプラスするなど、各々が1時間ほど汗を流した。

その後のボール練習では、 眞鍋政義監督から、ブロックの位置や手の出し方などトルコのエース・バルガスの対策について細かい指示が飛んだ。さらに強打のレシーブ練習やコンビ練習、 サーブ、6対6と、細かく最終確認を行った。

練習後には14日に24歳を迎えた石川真佑の誕生日をチームで祝福。 ホテル側が用意したケーキが登場すると、 食事をしていた各国の代表選手やスタッフも一緒になって、手拍子でその場を盛り上げた。石川は「いろんな経験をさせてもらって試合もやってきているので、感謝の気持ちを忘れずに24歳は結果を出せる年にしたい」と決意表明。ネーションズリーグついては「いいスタートを切れるよう攻めていきたい」と意気込みを語った。

ネーションズリーグはパリ五輪出場権を獲得するための最後の戦い。現時点で出場を決めているのは、開催国のフランスのほか、ドミニカ共和国、セルビア、トルコ、ブラジル、アメリカ、ポーランド。残りの5枠は予選ラウンド終了時の世界ランキングによって決定する。日本は第1週をトルコ、第2週をマカオ、6月12日からの予選ラウンド最終週を福岡・北九州市で戦う。