“非”常任理事国の日本に期待される役割とは
小川キャスター:
中満さんが、常任理事国ではない日本に期待する役割としては、どういったものがありますか?
国連事務次長・軍縮担当上級代表 中満泉さん:
日本は今、安保理の非常任理事国として非常に活躍してくださって、3月は議長国だったのですが、核軍縮の問題というのは、実は安保理のなかで議論するのは非常にセンシティブな問題です。
それを日本は取り組んでくださって、上川大臣が議長として議論をしていただいたということで、日本にとってできることはいっぱいあると思います。橋渡しといいますか、アメリカとも非常に近い同盟関係にありますし、いろいろなところで影響力を行使してほしいと思っています。
ウクライナもそうですが、特にガザの問題。日本の投票のパターンを見ていますと、私たちにとっては心強いパターンをしていますので、そういったことを、これからも引き続きアメリカに対しても、そして他の国々に対しても働きかけ、橋渡しとして影響力を行使してほしいと思っています。
小川キャスター:
そして日本に住む私たちとしては、どういったたたずまいで向き合っていけばいいのかというところにもつながっていきますが、中満さんから日本に住む若い人たちにメッセージがおありだということで、どんなことを伝えたいですか。

国連事務次長・軍縮担当上級代表 中満泉さん:
今、本当に国際環境が悪くて、私なんかも危機感を持って毎日仕事をしていますが、それではやはりだめだと思います。
若い人たちに、自分たちの世界は自分たちの力で変えられる、自分たちはそういう力を持っているのだと、まず信じてほしい。そして、希望を持ってほしい。将来、未来に対する夢と希望を、若い人たちこそ思い描いてほしいと思います。
AIもそうですが、本当に技術の進展はものすごいスピードです。それを上手く活用して、よりよい未来にできるようなポイントとなるのは、人間を中心に据えること。
そういったことを考えながら、自分たちに世の中を変えるパワーがあるのだということをしっかり信じて、自分事として、さまざまなところで活動して声を上げていってほしいと思っています。
小川キャスター:
力強い言葉をいただきました。どうもありがとうございました。














