もし「落とし物」をしたら…警視庁は「返還ロッカー」導入へ

また、落とし物をした際「電車で落としたのではないか」と駅に問い合わせた経験はないでしょうか。「見つからない!」と焦る声がSNSにもたくさん上がっています。
「複数路線乗り入れで、どこの管轄の落し物センターに行くのか謎だ…」
「複数路線乗り入れで落し物もうほんと大変」

落とし物の保管期間は鉄道各社で異なります。
・JR東日本:駅により異なる
・東京メトロ:拾われた日から4日目まで
・京急:最大3か月
・京王:原則3日間
保管期限後、警察署へ引き渡す場合もあれば、一部の鉄道会社は種類によっては処分してしまう場合もあるということです。
こうした中、京急がLINEで忘れ物を調べられるサービス「京急線-findchat」を始めました。24時間受付していて画像も添付できます。

特徴や場所などの情報を入力します。例えば、帽子を落とした際に「帽子は何色でしょうか?」と反応があるので「水色でデニム生地のキャップです」と答えると、「帽子の形状に近いものは画像の中にありますか?」と、いくつか帽子の形のイラストが送られてきます。
問い合わせ内容の対応はAIを用いた高速検索で行われるということで、駅の窓口が終了してしまっている夜間でも問い合わせができるといった利点もあります。
井上貴博キャスター:
各社が導入すれば担当者もある程度一元化できて対応しやすいでしょうし、業務の負荷を減らすことができるかもしれませんね。
良原キャスター:
さらに、警視庁も2024年の夏から“落し物ロッカー”を導入するということです。

現状、警視庁の遺失物遺失物センターでは、落とし物の返還は午前8時30分から午後4時30分(平日)なので、やはり平日働いている方はなかなか取りに行きづらいのですが、落とし物を休日24時間受け取れるロッカーを夏から導入する見込みです。
オンラインで事前に予約し、QRコードと暗証番号で鍵が開くようになるということです。