「こういうの、みんな待ってたと思う」

▽塚本奏子さん
「こういうの本当にみんな待ってたと思うよ、みたいな。嬉しかったですね。そういうのがあるっていうのは」

入院中、手作りのお弁当に元気をもらった奏子さん。今度は自分が同じ立場にある人たちの力になりたいと、去年、新たなプロジェクトを始めた。

▽塚本奏子さん
「付き添い入院で子どものそばにいると、ご飯を食べている途中に先生たちの回診が入ったり、看護師さんがちょっといいですか、と入ってきたりとか対応しなきゃいけないときもあったりするので、そういうときに片手でさっと食べられるもの、食べてさっと置いて対応できるものがいいなと思って」


奏子さんは、kukuruのスタッフやボランティアの人たちと協力して、手作りの具だくさんおにぎりを月に1回、県内3カ所に届けている。この日は、普段からデリを利用する親御さんが直接、お弁当を受け取りに来てくれた。

▽弁当を注文した小橋川南さん
「付き添いの大変さを知ってくれていると思うので、そういう気持ちだけで多分やってくれているんだろうなと思って、すごくありがたい」