事実上避けられないことも多い「付き添い入院」

子どもに付き添う保護者の入院は、制度上基本的に ”任意” となっているものの、病院側の多くが親に対し付き添いを要請しているのが現状だ。

去年、病気の子を持つ親を支援するNPO団体が公表した調査結果によると、付き添い入院を経験した家族およそ3600人のうち79.1%が「病院から付き添い入院の要請があった」と回答している。

付き添い入院で子どものケアに費やした時間についての質問では、「1日あたり21時間から24時間」と、ほぼ1日中付きっ切りで子どもをケアしたとする回答が25.5%と最も多かった。

▽塚本奏子さん
「ろくなものを食べていなかったし、ちゃんと寝たという記憶もあまりないです。逸平と一緒のベットで細くなりながら端っこに一緒に寝ている感じだった。ちゃんと寝られず、やっぱり病院内なので色んなアラームの音が聞こえてきたりとか、看護師や先生もしょっちゅう見に来るので、本当に心休んで寝ることはあまりできなかった」