新潟水俣病の被害者団体などが今月31日の式典に環境大臣が出席し懇談の場を設けるよう求めていることに対して14日、伊藤大臣は式典出席への明言は避けましたが、新潟でも「懇談の場を設けたい」と述べました。
熊本県の水俣病の患者らの団体との懇談会で、環境省の職員がマイクの音を切った問題を受け、伊藤環境大臣は14日、省内で横断的に水俣病の対策を行うためのタスクフォースを設置したと発表しました。

大臣や次官、新しく担当になった水俣病対策の審議官らあわせて29人で構成されています。

環境省は改めて懇談の場を設けたいとしていて15日、調整のため審議官を熊本県水俣市に派遣します。

一方、新潟水俣病の被害者団体などは、今月31日の式典に出席し懇談の場を設けるよう大臣に求めていました。

これについて伊藤大臣は…
【伊藤大臣】「もちろん懇談の場を設けたいと思います。ただその日(5月31日)はまだ会期中なんですね。新潟の皆さんからのお話はですね、ゆっくりお聞きする機会を持ちたいとは思ってます」

31日の式典に出席するかは明言しませんでしたが、新潟にタスクフォースのメンバーを派遣するなどして懇談の日程を調整したいとしています。














