「知能が低い」発言で土下座も
今回のような問題は、水俣病の長い歴史の中で繰り返されてきました。

参加者
「いつまで認定しないのか。一日でも早く救ってほしいというのが患者・皆さんの熱意です」
1977年、当時の環境庁長官だった石原慎太郎氏が熊本県・水俣市を訪れました。
胎児性水俣病患者 坂本しのぶさん
「見てください。いま」
懇談で水俣患者の女性から抗議文を突きつけられます。

石原慎太郎 環境庁長官(当時)
「いま会った患者さんたちもかなりIQというか知能指数が低いわけですよね。この手紙は非常にしっかりした文章というか、あるタイプの文章に思いますけど、これは彼女たちが書いたものですかね」

患者に対し、「知能指数が低い」と発言した石原長官は最終的に土下座し謝罪します。