国内サッカーの3大タイトルの一つ「天皇杯」の宮崎県予選を兼ねた宮日旗MRT杯県選手権。
12日、決勝戦が行われ、テゲバジャーロ宮崎とヴェロスクロノス都農が激突しました。
天皇杯本選に出場するのは、連覇を狙うテゲバジャーロ宮崎か、それとも、9年ぶりの優勝を狙うヴェロスクロノス都農か。
宮日旗MRT杯県選手権の決勝は、雨が降りしきる中のキックオフとなりました。
序盤は、ヴェロスクロノスが少しずつ攻撃のリズムを作り会場を沸かせます。
しかし、試合を動かしたのはテゲバジャーロ。
前半33分、フリーキックのチャンスを得ると、吉澤が頭で合わせて先制します。
(テゲバジャーロ宮崎 吉澤 柊 選手)
「ゴールに早いボールが来れば、打点が高い方で合わせられるかと思って、いいところに来たので先に触れて入った」
テゲバジャーロは、さらに前半40分に、阿野のコーナーキック。ボールはそのままゴールに。
(テゲバジャーロ宮崎 阿野真拓選手)
「キーパーが出ているのが見えたので、思い切って狙ってみようと思って、うまくいって良かった」
試合は、テゲバジャーロの2点リードで前半を折り返しますが、追いかけるヴェロスクロノスのサポーターの熱気は収まりません。
(ヴェロスクロノス都農のサポーター)
「ガツガツいってほしい」
「点差よりも互角にやっているので、後半チャンスが来ると思う」
後半、応援を力にヴェロスクロノスも懸命にゴールを狙います。
しかし、惜しくも得点とはなりません。
試合は2点のリードを守り切ったテゲバジャーロが連覇を達成。天皇杯本戦への出場を決めました。
(テゲバジャーロ宮崎 大熊裕司監督)
「上に行けば違うカテゴリーのチームとやれるので、良い経験を積ませるためにも勝っていきたいと思う」
(ヴェロスクロノス都農 柳田健太選手)
「自分らのいい時間も多かったので、この悔しさを糧にして、今後、リーグ戦に向けて、JFL昇格に向けて、日頃からやっていけたらと思う」
テゲバジャーロ宮崎は、今月25日に新富町で行われる天皇杯1回戦で佐賀県の川副クラブと対戦します。














