フランス製のシャンパン・ドンペリニヨン。高級酒の代名詞のように語られるお酒ですが、日本での流通はここ数年低調に推移しているということです。世界経済にほんろうされる一方で、経済にとどまらない海外との関係も大きく影響していました。
【写真】減る「ドンペリ」は円安の余波? 高い買い物が厳しい”ニッポン”

酒の卸業務を手掛ける金沢市の表酒店には、しっかりと冷蔵管理をする収納庫があります。そこには高額なシャンパンがずらりと並んでいます。
表酒店・表聡太郎社長「(ドンペリは)60本、これで半月分」

現在、ドンペリの数ある種類の中でもスタンダードとされる「ドンペリニヨンヴィンテージ2013」は表酒店ではひと月に100本ほど販売していますが、ピーク時の半分ほどになっているということです。
表酒店・表聡太郎社長「(ドンペリをめぐる変化は)1番目は値段がすごいということ。(10年で)倍にはなったのではないか。仕入れも倍、売り値も倍、お客様(飲食店)が売る値も倍。倍で済むかな」
クラブやキャバクラなどでのドンペリの価格は、10年前は1本5万円程度だったのが、今は8万円から10万円と1.5倍から2倍に上がっているということです。