念願の対戦は「涙」で幕を閉じる
体格は相手が上回りますが、持ち前の技術と判断力でチャンスを作ります。
父・友之さんも見守る中、試合開始から27分後、侑希くんに絶好のチャンス到来!しかし…


最も対格差のある選手にスライディングを受けた影響で、右足首を捻ってしまいました。無念の負傷交代。
(父・友之さん)
「何か言ってやりたいけど、何でも経験」
(ゴメスコーチ)
「そういう時あるからね。これもサッカーだよ。君強くなるからね」
念願のドイツ人との対戦は、涙で幕を閉じました。

(ゴメスコーチ)
「強かったみんな?頑張ったな」
(侑希くん)
「なんか、あのでかい子だけビビった」
(ゴメスコーチ)
「ですね。見たよ、スライディングされて」
この試合での悔しさが、侑希くんに今後の目標を与えました。

(侑希くん)
「ああいう人にも対応できる選手になりたい。対格差があっても全ての人に戦える選手」
ドイツで味わった大きな挫折。そして、収穫を手にした侑希くん。最後はご褒美!プロの試合観戦です。憧れの舞台をその目に焼き付け、日本へ。


帰国から12日、侑希くんは更なる成長のために。
(侑希くん)
「他のキャンプとかもいろいろ行ってみて、自分だけのプレースタイルを作っていこうかなって」
そして、侑希くんを応援し続けていた祖母・初子さん。
ドイツから帰国して、22日後の5月3日にこの世を去りました。
