「毎日のように一緒に練習を」震災以降 様子の変わった道場
「イチ!ニー!サン!シー!」
威勢の良い打ち込みのかけ声が飛び交う道場。今年で50周年を迎えた教室は、3月に石川県予選で優勝し、初の全国少年柔道大会への切符を手にしました。

道場には「志賀町」や「輪島」と書かれた道着を着ている子の姿も。

邑知少年柔道教室 若狭雄介監督
「輪島、七尾、志賀町の子たちは武道館が使えない、練習場所がないということで。1月後半からぜひこっちきて一緒に練習してくださいと声掛けした。そこから毎日のように一緒に練習させていただいている」

元日の地震以降、教室では練習場所を失った能登のチームを受け入れ、一緒に稽古を行っています。
道場へと続く道が土砂崩れで寸断された輪島市の柔道教室も、数時間かけて羽咋市まで練習に訪れていました。

輪島柔道教室 井筒庸充監督
「輪島、珠洲からも来ている子がいるが、だいたい2時間かけて来ている。この場に集まればみんな笑顔で柔道しているので、指導者としてとてもこの上ない、嬉しい気持ちでいっぱいです」