医療機関の電話がつながらず不安を抱える市民

福岡市に住む40代の女性は先月、2人の息子とともに家族3人で新型コロナに感染し自宅で療養しました。

女性「夜に38度台の熱が出て、そこから5日目までずっと熱が下がりませんでした。せきが止まらなくて苦しかったです」

次第に不安になり30件ほどの医療機関に電話しましたが福岡市内はどこもつながらず、近隣の春日市の医療機関を受診しました。

女性「ここに電話してくださいというところに電話してもつながらないとか、これからどうなってしまうんだろうという症状の詳しい情報を持っていなかったので不安でした」


医療機関のひっ迫を防ぐため日本感染症学会は今月2日「軽症の場合、検査や薬のため医療機関を受診することは避けてほしい」とする緊急声明を出しました。

基礎疾患がある人、妊娠中の女性などいずれかにあてはまる場合はすみやかに受診することが大切ですが、それ以外の人は県のホームページなどに記載してある受診・相談センターに電話するよう呼びかけています。