バレーボール男子日本代表が9日、ネーションズリーグ(5月22日開幕、ブラジル他)前、最後の合宿地となるオランダに出発した。
イタリア・セリエAでプレーオフを戦い、帰国したばかりの主将・石川祐希(28)、髙橋藍(22)の両エースは第2週の福岡ラウンドから参戦予定で、遠征には帯同していない。
第1週のブラジルラウンドへ向け、左のエース・西田有志(24)は「簡単なことではない」とするも、「(石川と髙橋の)2人がいないからとかじゃなく、いなくてもやっぱり強い日本だと思ってるので、そこに対しては僕も全く心配もしてない」と自信をのぞかせる。「自分ができることの仕事を全うして、しっかりチームを勝たせる」と、エースとしての自覚は十分だ。「チームとしても個人もそうですけど去年のランキングをしっかり超えたい。その中でも今の日本のランキング(4位)を落とさず、それ以上のものを求めて望めるようにしたい」とパリ五輪前哨戦へ、意気込んだ。
すでにパリ五輪出場を決めている男子日本代表はスローガンに「ALL FOR PARIS CREATING HISTORY TOGETHER」を掲げ、1972年ミュンヘン大会以来の五輪メダル獲得を目指す。アウトサイドヒッターの大塚達宣(23)は「チーム全員ネーションズリーグでも、昨年以上の成績をっていうところを目標に」と話し、「五輪に行ったような雰囲気でできる試合っていうのも限られていてこの大会ぐらいしかないと思うので、本当に1試合、1試合を大事にして戦っていきたい」と決意を新たにした。
セッターの関田誠大(30)も「最大の目標は五輪でメダルを取ること」と言い切る。「劣勢の時やセットを取られている時など難しい状況が出てくると思うんですけど、そこでどういう対処をするのかっていうのを僕だけじゃなくチームとしてやっていきたい」。ネーションズリーグでメダル獲得に向けた準備をすることの大切さを語った。
オランダではオランダ代表との強化試合が予定されていて、合宿後はネーションズリーグ第1週の開催地のブラジル入りする予定となっている。

















