逆走した車の運転手は飲酒運転をしていて、2021年に大津地方裁判所で「危険運転致死」の罪で懲役4年の実刑判決がくだされています。

心誠くんの母親はこれまで地元である富山県内のメディアには顔を出していませんでしたが、今回、初めて顔を出して取材に応じました。

舟本真理キャスター:
「何か心境の変化があったんですか?」
心誠くんの母親:
「富山県で、富山県のために動いていくには、やっぱり『私です』っていう『私に話させてください』っていう意気込みのあらわれかな。覚悟」

お母さんが見せてくれたのは、3歳のときに富山県朝日町のキャンプ場で撮影した心誠くんとの2ショット写真。大切な、大切な宝物です。

心誠くんの母親:
「(写真を撮ったのは)2013年の5月5日。6年後の5月5日に心誠がなくなっちゃうような日が来るなんて思わなかったなって。本当にこの日、本当に楽しくて、このキャンプ場で夕日もきれいだったし、みんなでヒスイを集めたしと思ったら、あんまり2人で撮った写真がないんだけど、もう楽しかったなってはっきり覚えてる。9年しか生きられなかったけど、確かに幸せな日はあった。心誠だってきっと幸せだったっていうことを私の中で確認したいときはやっぱり、アルバムを開く」

キャンプのころから成長し、自転車に乗り始めた小学3年生の心誠くんを父親が撮影した映像があります。小さい手でしっかりとハンドルを操作する様子をみて「うまくなりました」と声をかけるお父さん。「疲れてきた」と少し甘える心誠くん。何気ない親子の時間が記録されていました。