この日は富山県内の高校で、これからハンドルを握る生徒たちに悲劇に巻き込まれた遺族の思いを語りました。

心誠くんの母親:
「生まれて初めて怒りで体が震えているのを感じました。酒を飲んで、運転するなんて、大切な心誠の命を奪った…大切な家族をバラバラにした」「飲酒運転犯を決して許さない。お父さんとお母さんは真実を追求し、犯人に正当な罰を与えるために闘うことを誓いました」

全国的に「過失運転致死罪」より刑が重い「危険運転致死罪」が適用されないケースが相次いでいて、心誠くんの両親は「過失運転致死傷罪だと最大7年でしか裁くことはできない」として、2023年10月に「危険運転致死傷罪の条文見直しを求める会」に加入し国に法改正を求めています。
心誠くんの母親:
「強く思うのは飲酒運転は全て危険運転としてほしい。飲酒運転に過失はない。それを伝え続けたいと思う」
2024年2月、法務省は、危険な運転により厳しく対処するため、危険運転致死傷罪の見直しに向けた検討会を立ち上げ、議論をスタート。心誠くんの父親も会合に出席し、こう要望しました。
「少なくとも酒気帯び運転相当以上(呼気0.15mg/ℓ以上)のアルコールを体内に保有し死傷事故を起こした場合、危険運転致死傷罪を適用する条文へと変更すること(飲酒運転による死傷事故に過失運転はないものとすること)を強く要望します」
 
   
  













