5月5日(日)B1リーグ最終節 ゲーム2

朝山正悟 の最後のホームゲーム。

広島ドラゴンフライズ 朝山正悟 選手
「おはようございます。歴史を一緒に歩んできたサンプラザは、自分たちのホームコートだと思っていますので、そういったところを踏まえて、いろんなものをかみしめながらきょう、ラスト、ここでプレーができたらいいなとそういうふうに思っています」

会場には 坂上俊次 アナウンサーの朝山さんサイン入り本「轍学 ~朝山正悟 人生のルールブック~」の直売会があり、300冊が1時間あまりで完売しました。

坂上俊次 アナウンサー
「チームができたときに人混みがこんなに大変なことになる、しかも笑顔の人混みですよ。こんな光景が広がったのは、本当、朝山さんのおかげだと思います」

スターティング5に朝山の名がコールされました。試合は12点リードされた終了間際、朝山が渾身の3ポイントを決めて、最後のホームゲームを締めくくりました。

広島 80-89 琉球

敗戦となりましたが、千葉が負けたため、ワイルドカード1位での通過が決まりました。試合後のセレモニーでは2人の息子からのメッセージが…

朝山正悟 選手の次男 正太郎さん
「バスケがしたい。バスケ選手になりたいと思いました」

思わず涙ぐむシーンも…。朝山、最後のあいさつです。

広島ドラゴンフライズ 朝山正悟 選手
「バスケットボールを愛し、このコート上だけはただただ、まっすぐ向き合ってこれたこと。これだけは胸を張って言えることです。ぼくはこの広島という地でこのチームでユニホームを脱げることを誇りに感じています。自分の競技人生、何一つ悔いはありません。どんな時も支えてくださったみなさま、ずっとずっと応援してくださったみなさま、本当に、本当にありがとうございました」

バスケ人生20年。広島で9年間―。朝山がホームのコートに深々と頭を下げ、別れを告げました。

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石田充 アナウンサー
天谷さんの2つ年上の朝山選手、最後に決めるところがすごいです。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
ベンチで一番左に座っている。出ていく選手を一番に迎えに行く姿。ぐっと来る…、ダメだ、これは。

石田充 アナウンサー
そんな朝山選手ですが、実はRCCラジオに出演されて、2時間の特番があったんです。radikoで1週間、聴くことができますからぜひ。そして、まだまだ朝山選手、戦いは続きます。

広島ドラゴンフライズは、奇跡の快進撃でワイルドカート1位でチャンピオンシップをつかみとりました。

相手は、中地区で優勝した三遠。愛知県豊橋市で2戦先勝方式で戦いに挑みます。朝山選手、長い、長いチャンピオンシップにしてほしいと思います。