「書店で本を探す」文化の消滅の危機…

弘前市内で、1人で書店を経営している奈良 匠さんは、大型書店を運営することが難しい時代だと感じています。
まわりみち文庫 奈良 匠店主
「同じ書店という立場としては、うちは1人でお店をまわしていますが、人を雇って大きい所帯で書店をやっていくというのは、やっぱり大変なんだろうなというのは同じ書店として思いましたね」

奈良さんはSNSで本の感想を載せたり、訪れた客の要望を聞いて、その本を仕入れたりするなど努力を続けていて、多くの人に書店の魅力を知ってもらいたいと話します。

まわりみち文庫 奈良 匠店主
「検索して読みたい本を探すのと、自分で本棚を見て探すのは違いはあると思う。探す楽しさもあるので、そういう楽しさは書店でしか感じられないと思うので、ぜひどんどん(書店に)足を運んでほしいなと思います」

経済産業省は4月、書店への支援策を検討するプロジェクトチームを立ち上げましたが、県内の書店は次々と姿を消しているのが現状です。