女の子・孫が12人続いた上地家 13人目に男の子!
こどもの日を前に各地で見かける「こいのぼり」。掲げる人たちに話を聞くと、ひとつひとつに込められた作り手の思いが伝わってきます。
名護市の屋我地島では、上地ゆかりさん宅の80匹の手作りこいのぼりが話題となっています。上地さんの両親は子ども7人がすべて女性。初孫から5番目の孫まで女の子ばかりの「女系家族」でした。
30年前に転機が訪れます。6番目の孫が初の男の子だったのです。
喜んだ上地さんの母・キヨさんがこいのぼりを初めて作り、その後は、孫やひ孫ができるたびに制作してきました。今では、孫23人とひ孫34人の名前が書かれたこいのぼりが掲げられています。
上地ゆかりさん
「なかなかうちには男の子が生まれなくて、私の妹の5女のところに初めて男の子ができたとき、母はとても喜んで。感激しているあの姿が今でも焼き付いているんです。「こいのぼりあげれ!」ということで」
上地さんは今は亡き母の思いを受け継ぎ、こいのぼりを増やしていきたいと話していました。この手作りこいのぼりは今月いっぱい見ることができるということです。
今帰仁村では児童・園児がこいのぼりで交流
今帰仁村では、天底小学校5年の児童が保育園児と一緒に作ったこいのぼりが空高く舞いました。
こいのぼりを制作した園児・児童
「切るところとか、はるところとかが楽しかった」
「みんなで作ったこいのぼりを上げられて嬉しかったです」
児童らは、こいのぼりの紙芝居を読み聞かせしたり、一緒に歌を歌ったりして園児らと交流を深めていました。
(取材:岸本幸平 RBC北部通信員)