気象庁は、新潟県に対し、4日午前1時14分と午前1時17分、午前1時36分、午前1時47分、午前2時07分に記録的短時間大雨情報を相次いで発表しました。

これまでに降り続いた大雨で、災害発生の恐れが高まっています。
ただちに身の安全を確保してください。

これまでに発表された記録的短時間大雨情報は以下の通りです。

【各地の雨量】
<午前2時07分発表>
▼午前2時までの1時間雨量
村上市神林付近 120ミリ以上
村上市荒川付近 120ミリ以上
胎内市黒川付近 120ミリ以上

<午前1時47分発表>
▼午前1時40分までの1時間雨量
胎内市黒川付近 約110ミリ

<午前1時36分発表>
▼午前1時30分までの1時間雨量
村上市神林付近 約120ミリ
村上市荒川付近 約120ミリ
胎内市中条付近 約100ミリ

<午前1時17分発表>
▼午前1時10分までの1時間雨量
村上市神林付近 約100ミリ
村上市荒川付近 約100ミリ

<午前1時14分発表>
▼午前1時10分までの1時間雨量
関川村下関 103ミリ

▼午前1時までの1時間雨量
関川村付近 約100ミリ 午前1時までの1時間


【避難について】
特に崖や川の近くなど危険な場所にいる方は、地元市町村が避難情報を発表していないか確認し、状況に応じてただちに「立ち退き避難」や「屋内安全確保」など、適切な避難行動をとってください。

また、市町村が定めた避難場所などへ避難することがかえって危険な場合は、崖や沢から少しでも離れた頑丈な建物や、少しでも浸水しにくい高い場所に移動するなど、身の安全を確保してください。

避難する際は、特に土砂災害に対しては、自宅や今いる場所の外に出て、市町村が定めた近くの指定緊急避難場所や、安全な場所にある親戚や知り合いの家、ホテルなどへ行く「立ち退き避難」が原則です。

なお、洪水や高潮に対しては、ハザードマップなどを参考に、屋内で身の安全を確保できるかを確認したうえで、自らの判断で安全な上の方の階に移動するか、安全な上層階に留まる「屋内安全確保」も可能です。

「記録的短時間大雨情報」は、その地域にとって数年に一度しか降らないような記録的な大雨が、短い時間のうちに観測されたことを伝えるもので、5段階の警戒レベルのうち、避難が必要とされる警戒レベル4以上に相当する状況で発表されます。

地元の市町村がすでに「避難指示」を発表しているか、まもなく発表するような、災害発生の危険度が高まっている状況です。重大な災害から身を守る行動をお願いします。