京都では観光客と住民を“すみ分け”でオーバーツーリズム対策

人気観光地の京都では、オーバーツーリズムへの対策が常の課題となっています。2024年6月から「観光特急バス」を導入予定です。▼清水寺や銀閣寺など主要の観光地にのみ停車、▼土日祝日に運行するもので、普段市民が使う路線とすみ分けて混雑緩和を狙うものです。
今村翔吾さん:
これは少し過激かもしれませんが、ヴェネツィアでもあったように、関所を作り地元住民や通勤の人は通れるようにして、京都市は財政も厳しいので、いわゆる“整備するためのお金”ということで観光客からいただく、というのはありだと思います。
日比キャスター:
「関所を設置する」というのがまた日本の文化を楽しんでもらう、という面で観光要素にならないですかね。
今村翔吾さん:
むしろ、その時代っぽい関所を建てて、雰囲気で楽しんでもらえれば、という。
南波キャスター:
歴史も含めて海外の方にウケるかもしれないですね。
今村翔吾さん:
戦国時代ぐらいの関所を建てたら、150mおきに関所がある時代もあったので、加減を見ながら。
日比キャスター:
“今できる、今時の対策”が、どのようなものがあるのか検討が続けられるところです。
==========
<プロフィール>
今村翔吾 さん
「塞王の楯」で第166回直木賞受賞、歴史・時代小説家。30歳までダンス講師。